睡蓮の画家は、なぜ“光”を追い続けたのか。
印象派を代表する画家 クロード・モネ。
光や空気をキャンバスに閉じ込めたような作品で知られる彼ですが、その人生は決して順風満帆ではありませんでした。
フランス革命後の社会変革、産業革命、写真の誕生、そして戦争。
ヨーロッパが近代へと突き進む激動の時代のなかで、モネは新しい絵画表現を切り開いていきます。
本講座では、モネの人生・作品・時代背景をまとめて解説。
印象派が生まれた理由や、晩年の代表作『睡蓮』へと至る物語までをわかりやすく学べます。
「モネってどんな人?」
「印象派って何が新しかったの?」
そんな疑問を、気軽に楽しみながら理解できるアート講座です。
現代アート&デザイン入門 第33回「モネとその時代」
沼津で開催されている人気講座 「現代アート&デザイン入門」シリーズ。
第33回となる今回は、印象派の中心人物 クロード・モネをテーマに開催されます。
講師を務めるのは、現代美術家の 鈴木健司さん。
美術史だけでなく、現代アートの視点からモネの魅力を解説します。
イベント概要
- 講座名:現代アート&デザイン入門 第33回 モネとその時代
- 講師:現代美術家 鈴木健司
- 参加費:2750円
- 当日参加できない方は アーカイブ受講も可能
忙しい方でも後から視聴できるのが嬉しいポイントです。

モネが生きた時代|ヨーロッパ近代化の激動期
モネが生きた19世紀は、ヨーロッパが大きく変化した時代でした。
社会や技術の変化は、芸術の世界にも大きな影響を与えます。
社会を変えた革命と産業の発展
18世紀末には フランス革命が起こり、社会構造が大きく変化。
さらに18世紀後半から19世紀初めにかけて、産業革命が進み近代社会が形成されていきます。
この時代には、芸術家にとって重要な技術も登場しました。
- チューブ入り絵の具の発明
- 写真技術の誕生
これらは画家の制作スタイルを大きく変え、
屋外での制作(外光派)や印象派の誕生につながっていきます。
モネの人生と戦争の時代
モネの人生は、戦争とも無縁ではありませんでした。
- 幼少期:クリミア戦争
- 青年期:普仏戦争
- 晩年:第一次世界大戦
社会不安の中でも、モネは光と自然を描き続けました。
モネの人生|画家としての歩み
モネの人生を年代ごとに見ていくと、彼がどのように印象派を築いたのかが見えてきます。
10代|風刺画で人気の少年
若い頃のモネは、風刺画が得意な少年でした。
その才能を見出したのが画家 ウジェーヌ・ブーダン。
モネは18歳で彼から油彩画を学び、画家の道へ進みます。
20代|パリで仲間と出会う
パリに出たモネは、ルノワールやシスレーなどの仲間と出会います。
この頃に生まれたのが 筆触分割と呼ばれる新しい描き方。
しかし当時の美術界を支配していたサロン(官展)にはなかなか認められず、生活は苦しいものだったといわれています。
30代|印象派展の開催
普仏戦争を避けてイギリスへ渡ったモネ。
帰国後、サロンに対抗する形で仲間たちと展覧会を開催します。
ここから 印象派の歴史が動き始めます。
晩年のモネと『睡蓮』
モネの人生後半は、まさに 連作の時代でした。
ジベルニーとモネの庭
40代で移り住んだ ジベルニー。
モネはここに理想の庭を作り、睡蓮の池を整備します。
この庭は、後の代表作『睡蓮』シリーズの舞台となりました。
視力低下と最後の挑戦
晩年のモネは 白内障に悩まされます。
それでも筆を置くことはありませんでした。
80代になって完成させたのが、
パリ・オランジュリー美術館に展示されている巨大壁画 《睡蓮》です。
絶望と執念の中で描かれたこの作品は、近代から現代へつながる絵画表現として高く評価されています。
モネの芸術が現代アートに残したもの
モネの作品は単なる風景画ではありません。
光や時間の変化を表現することで、絵画の可能性を大きく広げました。
その試みは後の芸術へも影響を与えます。
- 印象派
- 抽象絵画
- インスタレーション
- 現代アート
つまりモネは、現代アートの入口に立つ画家ともいえる存在なのです。
こんな人におすすめのアート講座
この講座は、こんな方におすすめです。
- モネや印象派について知りたい
- 美術史をわかりやすく学びたい
- アートやデザインに興味がある
- 美術館巡りが好き
難しい専門知識がなくても楽しめる内容なので、アート初心者でも気軽に参加できます。
お問い合わせ
提供:Interior Art DECO
お問い合わせ:Interior Art Gallery DECO
イベント詳細
日時:1月30日火曜日 20:00~
講師:現代美術家 鈴木 健司
参加費:2750円
当日参加出来ない方はアーカイブ受講も出来ます。
モネってどんな人?
モネの生きた時代
ヨーロッパが近代化へ向かう動乱機
18世紀末 フランス革命による社会構造の大変革
18世紀中ごろ~19世紀初め
・産業革命による産業構造の大変革と近代化
・チューブ入り絵の具が発明される
・写真の登場
幼少期 クリミヤ戦争 (1853-56) フランス・イギリス vs ロシア
青年期 普仏戦争 (1870-71) フランス vs プロイセン
晩年 第一次世界大戦 (1914-18)
モネ 画家への道
10代 絵の上手い少年、風刺画で人気を博す。18歳でブーダンに油彩を学ぶ
20代 パリに出て仲間と出会う ◉筆触分割の確立
一旦はサロンに入選するがその後は落選が続き生活に困窮
30代 普仏戦争を避けてイギリスへ 帰国後パリ郊外に活動拠点を移す
サロンに対抗して仲間たちと展覧会を催す
40代 ジベルニーに移り住む
アメリカでの個展をきっかけに人気を獲得 パリでの回顧展で人気爆発!
50代 連作の時代
60代 睡蓮の時代
70代 白内障と視力低下
80代 絶望と執念の睡蓮_オランジュリーの大作壁画へ
モネの人生と『睡蓮』の残したもの/近代から現代へ











